アコースティックギターはエレキギターに比べると音が大きく、練習場所に困るという人がいます。
家の壁が分厚ければ家で弾いてももちろん問題ないですが、壁の薄いアパートに住んでいるとこれはかなり大きな問題です。

とはいえ、練習をしなければギターは上達しません。
今回はそのような人のために、アコギを練習する際のおすすめの場所を紹介していきます!
また、部屋でできる防音対策についても解説します。

アコギの練習場所1 カラオケ

まず最初にお勧めしたいのがカラオケボックスです。
カラオケには、意外に一人でアコースティックギターを担いできている人が結構います。

カラオケの店員さんも慣れているので、特に何か言われたりすることはありません。
カラオケは防音がしっかりしているので思いっきりギターをかき鳴らすことができますし、周りの目もないのでかなりリラックスして練習できます。

カラオケの機器の音(カラオケのモニターで流れている映像の音)が気になりそう、、、と思われるかもしれませんが、カラオケの曲を予約するパネルから音量の変更を行うことができます。
ミュージックの音量をゼロにすると、カラオケのあのテレビの音が消えます。

こうすることでかなり集中してギターの練習ができます!
また、弾き語りの練習をする際には、その曲をカラオケで流しながら練習することも可能です。
曲のテンポも変えられるので、まずはゆっくり練習しようという際にも活用できます。
飲み物も飲み放題で長時間滞在することもできるので、アコギの練習場所としてカラオケはベストだと思います!

カラオケで練習するデメリットとしては、混んでいる可能性があることと、カラオケを楽しんでしまう可能性があることが挙げられます。
平日であればよっぽど大丈夫ですが、土日や金曜の夜などはカラオケは満室であることが多く、また一人カラオケとなると予約もしづらいです。

また、ギターの練習のためにカラオケに行ったのにもかかわらず、純粋にカラオケを楽しんで時間を使ってしまう可能性もあります。笑
カラオケでギターの練習をする場合はこれらのデメリットもあるというのを頭に入れておきましょう!

アコギの練習場所2 音楽スタジオ

カラオケ以外でおすすめの練習場所だと、音楽スタジオが挙げられます。
私は平日の早朝に音楽スタジオを借りて仕事前にアコギを思いっきり弾いたりしています。笑

音楽スタジオって高いんじゃないのと思われるかもしれませんが、お店によって違います。
一時間2000円〜3000円ぐらいが一般的ですが、個人練習の場合は1時間500円〜700円で使える場所もあります。
というか多くの音楽スタジオが個人練習用の値段を設定しています。
一時間500円〜700円であればカラオケに行くのと変わらない値段で使うことができますね。

また、基本的に早朝の音楽スタジオは空いているので、個人的には穴場だと思っています。

音楽スタジオをアコギの練習場所として使うメリットとしては、防音はもちろんのこと、部屋に一人なので周りの目もありません。
ギター初心者にとって周りに聞かれたりみられたりしながら練習するのはなかなかプレッシャーですが、音楽スタジオではそれはありません。

ただカラオケに比べると、音楽スタジオは一番最初は緊張します。
とはいえ一度行ってしまえば2回目以降は慣れるので大丈夫です!笑
カラオケで練習すると、どうしても途中からギターの練習をせずカラオケを純粋に楽しんでしまう、、という人は音楽スタジオの方がおすすめです!

また、自分の演奏姿を撮影したいといった場合も音楽スタジオがおすすめです。
防音が完璧なので、外の音は一切入りません。
またスタジオによっては色々な機器をレンタルすることができるので、この点でも便利です。
これまで音楽スタジオに行ったことがない人はぜひ一度行って使ってみてください!

アコギの練習場所3 車の中

アコギの練習場所としては「車」を使う人もいます。
車は完全な防音対策ができているわけではありませんが、窓を閉め切ると音漏れは少ないです。

また車であれば人のいない場所に車ごと移動することができます。
もちろん小さい車だと演奏するのは大変かもしれませんが、比較的大きめの車を持っていれば車でアコギの演奏は可能です。

カラオケや音楽スタジオが家の近くになければ、車というのも選択肢に入ってきます。

デメリットとしては車はやはり狭く、身動きが取りづらいことが挙げられます。
長時間の練習には向いていません。

とはいえ、車を所有しているのであれば無料で使えるので、もし車を持っているのであれば一度車でアコギを弾いてみてどんな感じか試してみてください。
もし問題なさそうなら今後の練習場所の1つとして車も選択肢に入れられます。

ギターを同じ場所でずっと練習するのは飽きるので、できるだけ多くの候補があるのが望ましいです!

アコギの練習場所4 外(公園や川辺)

その他の場所としては川辺や公園のベンチ等が挙げられます。
が、こちらは周りの目も気になると思うので、最初のうちは使わない方がいいかもしれません。
弾き語りをうまく弾けるようになって、外のオープンな環境で弾いてみたいなと思った時にそのような場所は使いましょう!笑

また、昔に比べて現在は外での楽器の演奏に厳しい意見をいう人が増えてきています。
特に住宅地の中にある公園だと苦情を言われることがあるので、もしそういう場合は公園で演奏をするのはやめましょう。

また、夏や冬は気候の問題もあるのであまりおすすめできません。

ちなみにですが、私は大学時代京都に住んでいて、鴨川の川辺にはアコギを弾いている人がちょくちょくいました。
なかなか風情がある光景で、それに対して苦情をいう人はみたことありません。

そういうのが当たり前の場所であれば練習しやすいので、探してみるのをおすすめします!
以上がアコギを練習する際のおすすめの場所です!

続いて、家でできる防音対策の話をしていきます。

家でできる防音対策

ここまでいくつかアコギの練習場所を紹介してきましたが、やはり家の中で練習できるのが一番理想的です。
家で練習できれば無料でできますし、なによりいつでも好きな時に練習できるというのが最大のメリットです。

まず家でやるべき防音対策としては、防音カーテンが挙げられます。
防音カーテンで窓からの音漏れをできるだけ防ぐのは、騒音対策として非常に重要になってきます。
また防音カーテンが音を吸収することで、壁伝いの音漏れというのも軽減してくれます。

また壁に防音用のマット的なものを貼るという手もあります。これは結構大変なので普通の人にはあまりおすすめできませんが、もしDIYが好きな人であればおすすめです。
また部屋で弾く際に音が気になるのであれば、サイレントピックを使うのがおすすめです。
特に夜中どうしても家で弾きたいという人はサイレントピックを使って弾きましょう!

確かに右手のストロークの感覚は普通のピックとは違いますが、左手の練習をするのであればサイレントピックで十分です。
ちなみにサイレントピックはAmazon等で1000円ほどで売っています。一番簡単にできる防音方法なのでおすすめです!

あとこれは少しハードルが高いですが、防音室をレンタルするという方法もあります。
「防音室」と聞くとめちゃくちゃ大きい部屋を想像するかもしれませんが、レンタル用の防音室は比較的小さいものも多いです。
0.8畳や1.2畳のものもあります。

私は両方の大きさを試したことがありますが、0.8畳の防音室でもアコギの練習は可能でした。
ちなみに私は今1.2畳のヤマハの防音室をレンタルしていて、自分の部屋に置いています。

私の部屋は4.5畳なので、部屋の4分の1以上のスペースが防音室に占有されています。笑
4.5畳の部屋に置くのは結構圧迫感があるので、本当は6畳の部屋に置くのがいいかと思います。

ただ圧迫感があるとはいえ、防音室が家にあると本当にいつでも周りを気にすることなくギターの練習ができます。
防音室は100万円前後のものが多く、買うのは厳しいですが、レンタルであれば月に12000円ぐらいで可能です。
もちろん12000円も安くはありませんが、毎日カラオケや音楽スタジオにいくことを考えると1回500円だとして30日で15000円です。
それに比べるとコスパがいいなということで防音室のレンタルに足を踏み入れました。

もし毎日アコギの練習を長時間やりたいという人は、防音室のレンタルも選択肢に入れてみてください!

以上が家でアコギを練習するための騒音対策・防音方法になります。
ギターはとにかくできるだけ毎日触ることが大事なので、ぜひ自分にあうギターの練習場所を見つけてみてください!