ギター初心者にとって最も大きな壁はFというコードですが、その前のもう1つの壁がCというコードです。
人によってはCをすんなりマスターできる人もいますが、昔私はCで最初つまづきました。

Cというコードは二弦を押さえる人差し指の使い方が結構難しく、一弦に人差し指が当たってしまいうまく音がならないというパターンが結構あります。
今回は、Cで挫折しないように、ギター初心者のためのCの弾き方とコツを画像付きで紹介していきます。

Cの押さえ方を指板図で確認

まずCの押さえ方の指板図を一緒に見ていきましょう。


使う指は三本で、人差し指と中指と薬指を使います。
ちなみに第六弦は弾きません。

実際に指でCを押さえたら以下のようになります。

指板図を読むときは、ギターの上下と逆になるのでその点は注意してください。
ではここから本題に入ってCを弾く際のコツを解説していきます!

Cを弾く際のコツ1 人差し指の爪を短く切る

一番最初にも少しだけ触れましたが、Cというコードを押させる上で一番難しいのは人差し指です。

実際に弾いてみるとわかるかと思いますが、2弦を押さえる人差し指が1弦(一番下の弦)に当たってしまい、1弦の音がきれいに鳴らないという人がいます。
まさに私がギターを始めたばかりの頃もその状態でした。

これに関してはギターをずっと弾いていくと徐々に当たらなくなっていくのですが、そうはいってもコツはあります。
まず人差し指の爪をできる限り短く切りましょう。

爪が長い状態だと、どうしても人差し指が一弦に当たってしまうのでCを弾くのは非常に難しくなります。
爪が長い状態で弾いてるよという人がいれば、まずはできる限り人差し指の爪を短く切ってください。


Cを弾く際のコツ2 人差し指を立てる

また、人差し指を弦に対して立てるというのを意識しましょう。
人差し指が寝てしまっていると、どうしても一弦に触れてしまいます。


上の写真は人差し指が寝てしまっていて一弦にも指が当たってしまっています。
そうではなく下の写真のように指をしっかりと立てましょう。

指を立てるというのがどんな感じなのか分からない人のために少しだけ説明をすると、指を立ててと言われたらその指の第一関節を曲げるイメージです。
指の第一関節が伸びたままだと、他の弦にその指が当たってしまいます。
ちゃんと第一関節から曲げるのを意識して押さえるようにしましょう!


Cを弾く際のコツ3 手首を前に押し出す

コツの3つ目は手首の位置です。

手首の位置がしっかり押し出せていないと、人差し指がどうしても寝てしまい、1弦に当たってしまいます。
手首をぐっと前に出すと、指とギターの間に隙間をつくることができます。
それによって、人差し指をしっかり立てることができます。

これはコツの2つ目とも関わるところですが、ギター初心者の方は特にこれができていないことが多いので、Cを押さえる際にはこの点をしっかり意識して押さえるようにしましょう!
ただ、このコツを意識しても一弦に指が当たってしまう人がいます。
これに関しては徐々に当たらなくなっていくので、最初はあまり気にしすぎないようにしましょう。
Cに関して言えば、1ヶ月ぐらい弾いていれば絶対にいい音がなるようになるので、ここでうまく音が鳴らなくても挫折しないよう気をつけましょう!

Cを弾く際のコツ4 手首を少しひねる

続いて、中指と薬指に関するコツです。
下の画像のように、ギターの弦に対して90度の状態で手首を固定する(指とギターの弦がまっすぐ交わっている状態)とうまく押さえられません。
この状態で指を開いて押さえようとすると、かなり苦しいと思います。


できるだけ真っ直ぐではなく、手首を少しだけ左にひねると押さえやすくなります。
少しひだりにひねって押さえたのが下の画像になります。

ひねることで、薬指も簡単に押さえられます。
指の角度が斜めになっているのもわかるかと思います。

以上の4つが、Cを弾くコツです。
この4点を意識していれば、そのうちCというコードは絶対に弾けるようになります。

最初のうちはなかなか弾けなくて挫折しそうになるかと思いますが、続けていれば絶対弾けるのでここでギターを放り出すというのだけはやめてください。
Cが弾けるようになると、簡単な曲の弾き語りにもチャレンジできるので、大変だとは思いますがぜひ頑張ってCの練習を行ってみてください!