ギター初心者にとって、コードチェンジというのはかなり難しい部分です。
コツがわかれば比較的簡単になるのですが、そのコツを知らずにコードチェンジの練習をしてしまい挫折してしまう人がいます。
Fというコードは挫折する人が多いですが、それと同じぐらいコードチェンジで挫折してしまう人は多いです。
今回はコードチェンジが上手にできるようになる5つのコツをギター初心者の方に向けて説明していきます!
コツ1、タイミング
コードチェンジをする際、「コードをぎりぎりでチェンジしなくてはいけない」という風に思っている人がいますが、これは完全なる誤解です。
1小節4拍だとして、その最後の4拍目までコードをキープして、次の1拍目の間の0.001秒の間にコードチェンジをしようとするパターンです。
これは絶対にうまくいきません。
ギターを普通に弾けるような中級者、上級者もこのようにコードチェンジをしているわけではありません。
コードチェンジで最も大事なのは、手を離すタイミングです。
ギリギリではなく、余裕を持って手を離すというのが最大のコツです!
音の変わり目のぎりぎりまでコードを押さえるのではなく、早めに手を離して次のコードの準備を始めると、スムーズにコードチェンジができます。
例えば4拍ずつコードを変えるのであれば、4拍目には手を離してしまって大丈夫です。
「手を離している時の音はどうするの?」という疑問が湧くと思いますが、手を離しているときは、手を離している状態の弦を全て弾いてください。
すごくゆっくり弾くと違和感はありますが、普通のスピードで弾いている限りは、この手を離した状態で弾いた音も全然気になりません。
コードチェンジをする際には、とにかく早めに手を離してしまい、何も押さえない状態でも気にせず弦を鳴らすというのがコツです。
コツ2、手をギターから離しすぎない
続いてコードチェンジをする際のコツの2つ目ですが、コードチェンジの際の手とギターの距離を離しすぎないと言うのがポイントになります。
ギター初心者の方がコードチェンジをするのを見てみると、ギターからかなり手を離してしまっています。
「コードをちゃんと変更しなきゃ」という思いによって、そのようにギターとての距離がひらいてしまっているかと思いますが、この距離が遠いとスムーズにコードチェンジを行えません。
ギターと手の距離というのもぜひ意識してコードチェンジの練習をしてみてください!
コツ3、次のコードをしっかり覚えておく
これは大前提になりますが、次に弾くコードをちゃんと覚えていないとスムーズにコードチェンジは行えません。
1つ目のコードを弾いている際には、もう頭の中で次のコードはどのコードなのか、そのコードを押さえるためには指をどこに持っていったらいいのかというのを想像しておく必要があります。
常に次のコードを考えておく、想像しておくというのが結構大事なコツになってきます。
慣れない場合は最初はゆっくりのスピードでいいので、今弾いているコードの次のコードを常に意識しながら弾くという練習をしてみてください!
コツ4、共通する指はギターから離さない
コードチェンジのコツの4つ目ですが、2つのコードで共通する指は離さないというのがポイントになってきます。
例えばCからAmにコードチェンジをする場合を考えてみましょう。
良くみてみると、CとAmを押さえる際の人差し指と中指は同じ位置です。
薬指の位置さえ動かせばAmとCのコードチェンジを行うことができます。
このような場合は、できる限り人差し指や中指はギターから離さず、薬指のみを移動させることでコードチェンジを行います。
そうするとかなりスムーズにコードチェンジを行えます。
もちろん全てのコードチェンジにこれが対応できるわけではないですが、CとFのコードチェンジでも薬指は動かす必要がないなど、他のコードでも使えるコツなのでぜひこれから意識してみてください!
コツ5、コード単体で完璧に弾けるようにする
これは一番忘れられがちなのですが、そもそもコードチェンジをする前にコード単体を完璧に弾けるようにする必要があります。
例えばCからGへのコードチェンジを行う必要があるとして、まずはCとGそれぞれのコードを完璧に弾ける必要があります。
ここで言う「完璧」というのは、一発でそのコードを押さえられるという意味です。
Cを押さえる際に、「まずは人差し指で押さえて、、次に中指と薬指を押さえる、、、」というのは完璧とは言えません。
全ての指を同じタイミングで一緒に押さえられるようになる必要があります。
これができない状態でコードチェンジをしようとするとなかなかスムーズに行えません。
まずはそのコード単体を一発で押さえる練習をしてみてください。
ギターから手を離す→そのコードを押さえる→手を離す→コードを押さえる→手を離す→コードを押さえる
というのを繰り返し練習すると徐々に一発で押さえられるようになります。
これは練習量がとにかく大事なので、テレビやYoutubeやNetflixをみながらでもいいのでできる限り多くの時間を割いて練習しましょう!
以上がコードチェンジのコツの話になります。
ぜひスムーズなコードチェンジを身に付けて、色々な曲の弾き語りをしていきましょう!