ギターを始めたばかりだと、どのコードを学んだらいいのかが分からないかと思います。
ちなみにいきなりFやBmのようなコードを学んでしまうと間違いなく挫折するので注意してください!

ギター初心者の方にとっては、まずは基本となるべき5つのコードをマスターし、その5つのコードで弾ける曲の弾き語りを練習するのが非常におすすめです!
ギターは挫折率が90%というデータがありますが、これは初心者の段階で難しいコードにチャレンジしてしまうのが大きな原因です。

今回は、ギターを初めて弾く人のために、まず身につけるべきコードを5つ紹介します。
またその5つのコードで弾ける曲も紹介していきます!
ぜひ一緒にギターをマスターしていきましょう!

1つ目のコード:Em(イーマイナー)

ギター初心者がまず覚えるべきコードはEmというコードです。


この上の図がEmの指板図です。
ちなみに指板図の一番上の線がギターの一番下の弦(第1弦)、指板図の一番下の線がギターの一番上の弦(第6弦)を表しています。

Emは人差し指と中指で2つの弦を押さえます。
このEmというコードは比較的簡単に押さえられると思います。
ちなみに、中指と薬指で押さえるパターンもあります。

どっちのパターンで弾くかは、前後に弾くコードによって変わってきます。
最初のうちはあまり気にしなくても良いので、まずは人差し指と中指で押さえるパターンをマスターしましょう!


2つ目のコード:Am(エーマイナー)

Emが弾けるようになったらAmというコードを練習しましょう。AmもEm同様、色々な曲で使うコードになります。
こちらがAmの押さえ方です。


人差し指、中指、薬指の3本の指を使います。
そして指板図で「×」がついている第6弦(ギターの一番上の弦)は弾きません。

3本の指を使うので、Emより少しだけ難易度が上がりますが、少し練習したらちゃんと音が鳴るかと思います。

Amを弾くコツとしては、人差し指が一番下の弦に当たらないように意識することです。
人差し指が一番下の弦(第一弦)にあたってしまうと、第一弦の音が鳴らないので注意してください。
しっかり指を立てる(第一関節を曲げて弦を押さえる)というのを意識して弾いてみてください!

3つ目のコード:D

3つ目に練習するべきコードはDというコードです。

指板図をみてもらうと、第5弦と第6弦にはバツ印がついているので、それらの弦は弾きません。
ちなみに第5弦というのはギターの下から5番目の弦、第6弦は下から6番目の弦です。

EmやAmに比べると、多少難易度は上がります。
最初は難しいと思いますが、何度も弾いているといい音が鳴るようになるので、繰り返し練習してみてください!

4つ目のコード:G

ここまでできたら、4つ目のコードとしてGというコードに挑戦していきます。
Gの押さえ方は下の指板図を参考にしてください。

小指も使うので最初はかなり難しいかと思います。

Gの弾き方は色々な弾き方があって、人差し指を使うパターンもありますが、今後のことを考えると人差し指を使わないパターンで弾いておいた方が絶対にいいです。
小指を使うので慣れるまでは大変ですが、数日したら小指で弦を押さえるということにも慣れます!

5つ目のコード:C

5つ目のコードはCというコードです。

難易度はEm、Am、Dよりは難しく、Gと同じぐらいの難易度です。
指板図にバツがついている第6弦(一番上の弦)は弾かないので注意してください。

特に人差し指の使い方に最初は苦労すると思います。
人差し指が一番下の弦(第1弦)に最初は当たってしまう人が多いです。

コツとしては人差し指の爪を短く切ることと、指をしっかり立てることです。
最初は音がきれいにならなくてもあまり気にしないようにしてください!

以上の5つのコードが、ギターの基本となるコードです!
まずはこのEm, Am, D, G, Cという5つのコードを練習しましょう!

続いてその5つのコードで弾ける曲を紹介します。
基本的にギターの練習では、コードの練習を少ししたら、そのあとは弾き語りの練習をしていきます。
弾き語りの練習を通じてギターの演奏レベルはどんどん上がっていきます。

基本の5つのコードで弾き語れる曲

まず最初におすすめしたいのが、福山雅治さんの「桜坂」という曲です。
こちらは今紹介してきた5つのコードを全て使います。
そして、それ以外のコードは一切使いません。

8ビートの練習にもなるのでおすすめです!
ギターを始めて5つのコードを弾けるようになってきたら、ぜひこの桜坂の弾き語りに挑戦してください。
この曲には、初心者がギターを練習する際に必要なエッセンスが詰まっています。

また、THE BLUE HEARTSさんの「終わらない歌」もこれら5つの基礎コードで弾けます!

すこし宣伝になってしまいますが、おとぴぴでは「桜坂」や「終わらない歌」の弾き語りのレッスン動画を無料で公開しています。
ぜひ活用してみてください!

FやBmといった難しいコードに挑戦するのは、これら5つのコードをしっかりマスターし、最低限一曲は弾き語れるようになってからにしてください。
早い段階で難しいコードに挑戦すると、ギターを挫折する確率が高くなるので注意してください!
一緒にギターの練習頑張っていきましょうー!