ギターの値段はピンキリです。
安いものだと1万円台で手に入りますし、高いものだと数百万円するものもあります。
数百万円は行き過ぎだとしても、楽器店に行けば20〜50万円ぐらいのものも普通に売っています。
今回はギター初心者の方向けに、以下の3点を順番に説明していきます!
①弾き手から見た高いギターと安いギターの違い
②なぜ値段がそんなに違うのか その3つの要因
③初心者におすすめの価格帯のギター
では早速高いギターと安いギターの違いから見ていきましょう!
ギターの値段による違い
高いギターと安いギターでは、実際に弾く際に何が違うのでしょうか。
まず一番最初にあげられるのが、音の良さです。
一般的に、高いギターの方が安いギターよりも音が良いと言われます。
これは高いギターの方がより音が響くからというのが理由です。
ただ、ギターの音に対する好みというのは人それぞれで、目隠しをしてギターの音を比べてみたら安いギターの方が好きという人も出てきます。
安すぎるギターだとさすがにその音の違いは分かる人が多いですが、ある一定ラインを超えるとあとは好みの問題になってきます。
ある一定ラインを超えると好みの問題となるというのは、ワインと似ていますね。
500円ぐらいのワインがまずいのは分かるけど、5000円のものと50万円のものの好き嫌いは人によって違います。
ギターもそんな感じです。
とはいえ、一般的にはより高いギターの方がよりよい音が鳴るといわれるので、それは覚えておいてください。
高いギターと安いギターの違いの2点目は、弾きやすさです。
音の良さは人によって感じ方がかなり異なると言いましたが、弾きやすさに関しては多くの人の意見が一致します。
高いギターと安いギターを比べると、高いギターの方が弾きやすいです。
弦も押さえやすいですし、なぜかコードチェンジもしやすかったりします。
もちろんある一定レベルを超えるとこれもまた大差なくなってきますが、1万円より5万円のギターの方が弾きやすいですし、5万円のギターより20万円のギターの方が弾きやすいです。
なぜ弾きやすさが異なるかと言う点については後述します。
高いギターと安いギターの違いの3つ目はブランドです。
これは正直ギターを弾く際には直接関係はありません。
ある一定レベルをこえると、値段の違いはもう高級バッグや芸術品などと同じになります。
あの時代のあのブランドのギターだからプレミア価格がついて高かったり、同じような質のギターでもブランドが違うだけで数万円高かったりします。
これはギターに限らず世の中のほぼ全てのものがそうですね。
ただ、ギターは演奏するときに他の人にギターの種類等を見られるのでここを気にする人は気にします。
ですが、個人的にはギター初心者の方はこの点を気にする必要は一切ないと思います。
ここまで、弾き手から見て高いギターが安いギターに比べて何が良いのかと言う点について述べてきました。
続いて、その差が生まれる要因を簡単に解説していきます。
それに興味がない人は、ここは飛ばして最後の章(初心者におすすめの価格帯のギター)を読んでもらっても構いません!
ギターの価格の違いの理由
ギターの価格の違いに関わる理由の1つ目が木材の違いです。
木材というのは、その種類によって全然価格が異なるのですが、高いギターにはより値段の高い木材が使われています。
値段が高い木材というのは、一般的に密度が高く、よりギターの音を響かせることができます。
音の響き度合いの違いは、音の良し悪しに繋がるので、ギターを作る際にどの木材を使うかというのは非常に重要になってきます。
さきほど高いギターの方が音の質がよいという話をしましたが、使う木材の違いが一番大きな要因です。
ギターの価格の違いの理由の2つ目が、職人による手作業のありなしです。
高いギターは、職人さんの手がほぼ必ずと言っていいほど入っています。
安いギターは、工場で大量に作られ、職人さんの手がほとんど入っていません。
職人さんの手作業によって何が変わってくるかですが、これがギターの弾きやすさの違いに関わってきます。
ちょっとしたずれ等も、職人さんの手が入ることで全て修正されますし、また木材というのは自然のものなので、同じ種類の木材でも1つ1つ微妙に違います。
工場で作る場合はそれらの木材を同質のものとして見なすしかないので、どうしても不良品っぽいものも生まれてしまいます。
弾きにくいギターというのはこうやってできてしまうのです。
一方高いギターというのは、経験豊かな職人さんが木材を一本一本手に取り、その木材に合うように微調整をしてくれます。
これによって、安定して弾きやすいギターというのが生産できるのです。
ギターの価格の違いの理由の3つ目は、その他のパーツの質の違いです。
先ほど木材の違いを挙げましたが、ギターを作る際には木材以外にも色々なものを使って組み立てていきます。
例えばエレキギターであれば、弦の振動を電気信号に変えるのにピックアップというものが使われますが、この質の差によって値段は異なってきます。
また、弦を通すブリッジなども価格というのは様々です。
高いギターというのは、これらのパーツも高いものを使っているので値段が高くなります。
ちなみにピックアップに関しては音色に直結する部分なので、値段によってギターの音質の違いに影響しますが、高くても数万円なので、数十万円以上のギターであればここら辺は大差なくなっていきます。
以上がギターの価格差を生み出す要因の話でした!
最後にここまでの話を踏まえて、ギター初心者におすすめの価格帯の話をしていきます!
初心者におすすめのギターの価格帯はいくら?
ギターは挫折率が高い楽器として知られているので、基本的には最初の一本目として買うギターはそんなに高いギターを買わない方が安全です。
20万円以上のギターに手を出すのは絶対にやめた方がいいです。
先ほども述べましたが、音の良さはある一定の価格レベルを超えたら好みの問題になりますし、特に最初は音の違いをそんなに判別できません。
とはいえ、あまりにも安すぎるギター(1万円前後のもの)はあまりおすすめできません。
ギターに使われている木材やパーツの質があまりよくなく、また人の手が全然入っていないので、もう少し高めのギターに比べると弾きにくいです。
個人的におすすめなのは3万円〜5万円のギターです。
1万円台の物に比べると価格は3倍〜5倍ですが、それだけ出す価値はあります。
1万円のものに比べると弾きやすいですし、また比較的長く使うことができます。
いずれ2本目のギターを買うことにはなりますが、3万円〜5万円ほどのギターであれば、舞台に立って演奏するような段階になってもそのままそのギターを使うことができ、すぐに2本目に買い換えないといけないということはありません。
5万円〜10万円のギターももちろん選択肢には入ってきますが、ギターを始めたばかりの人であればそんなに違いというのは分からないですし、どのみち5万円〜10万円のギターを買ったとしても、どこかのタイミングで2本目のギターを買うことになると思います。
そうであれば、一本目は価格を少し抑えて3万円〜5万円ぐらいのものを買い、浮いたお金は2本目に買うときに回すというのが個人的には非常におすすめです。
そして、3万円〜5万円のギターと言っても色々な種類がありますが、個人的におすすめなのはYAMAHAのギターです。
アコギであればYAMAHAのF600というギターが初心者にはおすすめです。
エレキギターであればYAMAHAのPACIFICA012というギターがおすすめです。
どちらも3万円前後で買えて、かつ日本ブランドという点もあって質が安定していて安心して買えます。
もしギターを購入する際に迷ったりすることがあったら、どんなことでもいいのでツイッターで私に聞いてください!
また、ギターの購入に関することだけでなく、ギターの練習の進め方等何でも大丈夫なので気軽に聞いてください!笑
ツイッターはこちらです。→ @otopipiofficial