ギターを弾きたいな、ギターを始めたいなという人はいっぱいいます。
そして、ギターを弾きたいと思う人によくされる質問が「もう結構歳だけど、この年齢からでもギター初めて大丈夫?」という質問です。

今回はこの質問に答えていきます。

また、歳をとってからギターを始めるとして、どのようにギターを始めていくべきかという話もしていきたいと思います。

プロを目指すのであれば若い方が多少有利

ギターに限らずですが、プロを目指すというのであれば若いうちに始めた方が有利です。
やはり小さい頃から始めてる人は音感も違います。
プロを目指すのであれば、ギターを始める年齢は若ければ若いほど良いです。

特に幼稚園にいる頃や小学生のうちからギターを始めた人は、ちゃんと続けられると大人になる頃にはとんでもない演奏技術を身に付けていたりします。

ただこの「ちゃんと続けられる」というのは子供にとっては非常に難しいです。

子供の頃に習っていた習い事を数年で辞めてしまった経験は誰にもあると思いますが、まさにそれです。
子供の頃に習い事してギターを始めても、多くの子が途中で投げ出してしまいます。

一方大人になってからギターを始めた場合、子供に比べると忍耐力があるのでギターを続けやすいです。
ギターは基本的には続けてさえいれば上手くなっていくので、むしろ大人の方が有利とさえいえます。

すこし話が脱線しましたが、プロを目指す上では若いうちから始めた方が有利です。
とはいえ、30代、40代、50代からギターを始めて、プロになりギターで食べている人もいるのも事実です。

多少若い人が有利ではありますが、思ったより年齢を気にしなくても大丈夫です!

プロを目指すわけではなく、弾き語りができるようになりたい・簡単な曲を作曲してみたい・友達とバンドを組んでみたい等であれば全くもって年齢は関係ありません。
何歳から始めてもギターをマスターし弾き語りはできるようになります!
大人になってからギターを始めても、友達とバンドを組んで人前で演奏することは全然できるようになります!

ここでいう何歳でもというのは20代なら何歳でも、、という意味でももちろんありません。
30代、40代、50代、60代でも全然大丈夫です。
プロを目指すのでなければ、本当に年齢は一切関係ないです。

とはいえ、年齢によっての違いというのもあるので、続いては歳をとってからギターを始めるメリットやデメリットについて話していきます。

大人になってからギターを始めるメリット1 理解がはやい

まず続いて歳をとってからギターを始めるメリットのお話をしていきます。

1つ目としては、理解力が早いという点です。

(これは子供と比較した話になるので、20代、30代、40代、50代、60代であれば大体同じです。)

ギターを学んでいく際には、コードというのを習っていくのですが、コードにはちゃんとした規則があります。
子供だと説明してもなかなか理解できませんが、大人の方であれば理解が早く、その結果としてギターの上達が早いです。

ただ注意するべきことがあります。
小さいうち(3歳〜12歳頃)にギターを始める場合は、理論うんぬんよりとにかく感覚で学ぶことが大事ですが、一方大人になってから学ぶ際には多少頭を使いながら学ぶ必要があります。


また弾き語りをする際には、コード進行を覚える必要がありますが、ちょっとした音楽理論を知ってたりするとコード進行にはパターンがあることが分かります。
大人の方がそういうことを理解するのが速いので、大人になってからギターを始めた方がむしろ良い点もあるのです。

大人になってからギターを始めるメリット2 忍耐力と意思

大人になってからギターを学ぶメリットの2つ目としては、先ほども少し述べましたが忍耐力が挙げられます。
大人の方が子供に比べると圧倒的に忍耐力があり、ギターで挫折しづらいです。
また、大人になってからギターを学ぶというのは、子供とは違いほぼ100%自分自身の意思でギターを始めます。

他の人にやらされるのではなく、自分の意思で始めるので、そういう意味でも挫折する確率は大人になってから始めた方が下がります。

大人になってからギターを始めるメリット3 独学でも可能

大人になってからギターを始めるメリットの3つ目としては、子供と違い独学でもギターを身に付けられるというのがあります。

子供だと基本的にはスクールに通い、与えられたものを消化していくパターンが多いです。
ですが、大人になってからであれば、動画レッスン等を用いて独学でも全然ギターを身に付けていけます。

大人で時間に融通が効かない場合でも、動画レッスンを用いて自分でやれば時間の制限はありません。
初心者用に作られた動画レッスンであれば、ゼロから学ぶ際にも分かりやすく、スクールに通うことなく独学で弾き語りができるようになります。

スクールにももちろんメリットはありますが、結局週に一回のレッスンだけだと全然上達できないですし、講師との相性の問題もあったりします。
値段も月に2万円以上するのがほとんどなので、お財布には優しくありません。

もちろん大人になってお金に余裕があればスクールに通うというのも1つの選択肢になるとは思います!
ただその場合も、スクール以外の時間で練習時間を確保してギターを練習する必要があるというのは頭に入れておきましょう。

ここまでは大人になってからギターを始めるメリットについて書いてきましたが、もちろんデメリットもあるのでみていきましょう。

大人になってからギターを始めるデメリット1指使い

大人になってから始めるほぼ唯一のデメリットが、指使いについてです。
ギターで演奏するには、指をどんどん移動させてながら弦を押さえる必要があります。

これに関してはやはり年齢が高ければ高いほど、指の動きは遅くなります。

また子供は感覚で弾いている人が多いので、何も考えずに指が動いたりします。
一方大人になるとまず頭で考えてしまうので、その分指の動きが少し遅くなります。

とはいえ、これに関してはギターを始めたばかりのときだけのデメリットです。
練習していけば、これは全然問題なくなります。

歳をとりすぎてリウマチになったりして手が動かなくなってしまう場合は別ですが、そうでなければ練習さえ続けていけば年齢関係なく動かせるようになります。
これに関してはとにかく練習あるのみです!

大人になってからギターを始めるデメリット2 時間がない

これは人による部分もありますが、働いている場合はなかなかギターの練習時間を確保するのが難しいです。
ギターは弾けば弾くほど上手くなる楽器なので、練習時間というのは非常に大事になってきます。
そういう意味で、大人になってからギターを始める場合、これは結構大きなネックになってきます。

ただ忙しいとはいえ、毎日5分ぐらいであれば時間を取ることは可能だと思います。
ギターはテレビやYoutubeを見ながらでも練習が可能なので、そういう時間をうまく活用していきましょう!

休日時間がある時に頭を使う練習をし、平日は体にそれを染み込ませる練習をする、というのが個人的には非常におすすめです。

具体的にいうと、土日に少し長めの時間を確保して、新しいコードや新しい曲の弾き語りについて学びます。
このさい完璧に弾ける必要は一切なくて、弾き方だけを頭に入れるイメージです。

そして平日はテレビ等を見ながらでいいので、それを指に覚えさせる練習を繰り返します。
コードであれば、テレビを見ながらギターを持ち、新しいコードを押さえては離す、押さえては離すというのを繰り返します。
このような練習は頭を使わないので、他のことをしながらでも可能です。
そしてこういう繰り返し練習は毎日やっているとめきめきと上達します。

大人になって時間がなくても、少しだけ工夫してあげればギターはどんどん上達します。
なので、時間がないというのはあまり気にせず、ぜひギターを始めてみてほしいです!

大人のギターの始め方

ここまで大人になってからギターを始める際のメリットデメリットを挙げてきましたが、読んでもらったら分かる通り、時間が少ない等のデメリットはありつつも、工夫1つで全然問題なく始められます。

またメリットでも述べた通り大人の方が挫折しづらいですし、大人になってからでも年齢関係なくギターは上手くなります。
一度身に付けてしまえば一生楽しめますし、手が動く限り趣味には困りません。
ギターが弾けたら本当に人生がさらに楽しくなります。

なのでもし年齢を気にしてギターを始めるか迷っているのであれば、ぜひこれをきっかけにギターを始めてほしいです。
年齢で不安になるのも分かりますが、ギターはちゃんと続けられれば絶対に弾けるようになりますし、プロを目指すのでなければ年齢は本当に関係ありません。

そして、もしギターを始めてみようかなと思ってくれた人もいるかもしれないので、最後にどのようにギターを始めていくべきかという話をしていきます。

まずギターを始める上で、アコギかエレキギターかどちらにするのかを選ぶ必要があります。
バンドを組んでロックな曲を弾きたいというのであればエレキギター、そうではなく弾き語りをしたいであったり、ソロでギターをただ弾きたいんだというような場合はアコースティックギターを選んでください!

またギターを買うのであれば、最初は高いギターを買わないように注意してください。
ギターを続けていくと、絶対に二本目のギターが欲しくなります。
なので、まず最初は安めのギターを購入し、もし数年続けられたらそのときに初めて高いギターに手を出すのがおすすめです。

1万円台でもよくわからないメーカーの初心者セット等は売っていますが、もし少し余裕があればヤマハの3万円前後のギターを買うのが個人的にはおすすめです。
質が高く、それでいて値段は高すぎず、大人がギターを始める際の最初の一本目にはぴったりです。

そしてギターを購入したら実際にギターの練習を始めていきましょう。
もしスクールに通うのであれば、講師との相性というのがすごく重要になってきます。
無料の体験などをしてみて、相性の良い先生を見つけてみてください!

スクールはかなり値段が高いので独学でやろうという人は、教本を使うよりは動画レッスンの方が圧倒的に分かりやすいのでおすすめです。
ギターの持ち方1つをとってみても、本で学ぶよりは動画の方が分かりやすく、変な癖もつきづらいです。

ギターを独学で学ぶ上で大事なのは、ちゃんとした順序で学ぶことです。
いきなり難しいコードに挑戦したり、難しい曲に挑戦すると挫折してしまいます。

少し宣伝になりますが、私が講師をしている「おとぴぴ」では独学用の動画レッスンを無料で公開しています。
おとぴぴのレッスンの順序通りに練習していけば、ゼロから始めても弾き語りができるようになるので、もしよかったら使ってみてください。

宣伝しちゃってすみません。
他の動画レッスンを使う場合も、できればちゃんとゴールまでのルートがあり、そのルート通りに練習をすればOKだよというような動画レッスンを使った方が安全です。
独学だとどうしてもあっちにいったりこっちにいったりして、結果として挫折してしまうことがあるので、その点は注意してください!

ここまで、かなり長い文章を書いてきてしまいましたが、とにかく分かってほしいことは一点だけです。
それは、『本当に年齢は関係ない』ということです。

大人になってから趣味を見つけるのはなかなか難しいですが、ギターを始めたいという気持ちが少しでもあるならぜひこれを機に始めてみてほしいです。
やらなくて後悔することはありますが、ギターを始めて後悔することは絶対にありません。

好きな曲を弾き語りできるようになると、本当に楽しいですし、ちょっと大袈裟かもしれないですが人生が変わります。
私自身ギターのおかげで、少し人生が楽しくなりましたし、ぜひそう感じる人が一人でも増えてほしいと心の底から思います。
一緒にギターを始めていきましょう!