ギターというと、まず最初に思い浮かべるのが弾き語りだと思います。
もしくはバンドの中でエレキギターが活躍しているのをイメージする人もいると思います。

ですが、ギターにはソロギターというジャンルもあり、このソロギターがある意味ギターの花形と言っても過言ではありません。
そんなソロギターですが、ギターを始めたばかりの人だとそもそも存在すら知らないという人がいます。

今回はそんな人のために、ソロギターとは何なのかについてできるだけ分かりやすく解説していきます。

ソロギターは一人で完結する

ギターの弾き語りでは、伴奏部分だけをギターは演奏します。
そしてメロディーの部分は自分の声で歌うというのが弾き語りの一般的なスタイルです。

またバンドを組む場合、ドラムがリズムを取り、ベースが低音を支え、ギターが主旋律や伴奏を弾き、ボーカルがメロディーを歌うというのが一般的です。
あくまでギターというのはそのバンドの一部分にすぎません。

一方ソロギターというのは、その名前からも分かる通りギター以外の楽器は一切存在しませんし、声というのも基本的には存在しません。
ギターの音だけで全てを完結させるのがソロギターです。

弾き語り同様ソロギターでも伴奏を弾きますが、ソロギターの場合はそれと同時にメロディー部分もギターで演奏します。
弾き語りでは声を使ってやっていた部分をギター1本で行ってしまうのがソロギターです。
その分もちろん難易度は高いので、いきなりソロギターにチャレンジすると挫折率が高くなるので気をつけてください。

すごい人はベースとドラムもギターでカバーする

ソロギターは伴奏とメロディの両方をギター一本で行うと言いましたが、
さらにもう一段階上のレベルになると、ベースやドラムの役割すらギター一本でカバーします。

ベースの部分はギターの第六弦や第五弦を使って表現し、ドラムの代わりにギターのボディを叩いてリズムを取ります。
そしてそれを行いながら伴奏とメロディーも同じギターで弾いていきます。

さきほどバンドの説明を少ししましたが、バンドでは4つ(ボーカル、ギター、ベース、ドラム)の役割があり基本的には3人〜4人で行いますが、
ソロギターはこの3、4人分を全て一人でこなしてしまいます。

完全に人間離れしています!ソロギターの究極形はこのパターンですね。
日本人だと押尾コータローさんが有名です。
気になる方はYoutubeで検索すると押尾コータローさんがソロギターを弾いてる動画が出てくるので、是非見てみてください!

ソロギターの演奏方法など

ソロギターでは、基本的にはピックを使わずに指で弾くことがほとんどです。
また、使うギターの種類はアコースティックギターを使ってソロギターの演奏をすることが多いです。

もちろんクラシックギターを使ってソロギターの演奏をする人もいるので一概には言えませんが、有名なソロギターの演奏家の使っているギターを見るとアコギを使っている人が多いので、もしソロギターを弾きたいというのであればアコギがおすすめです。

これからギターを始める人はまずは普通のアコギの練習がおすすめ

ここまでソロギターは何かという話をしてきましたが、これからギターを始める場合はまずアコギを手に入れましょう。
ですが、いきなりソロギターの練習を始めるのはかなり危険です。

ギターというのは挫折率が非常に高い楽器で有名ですが、ソロギターはその中でも難易度が抜群に高く、いきなりこれにチャレンジすると挫折する可能性がかなり高くなってしまいます。
ソロギターは、色々な奏法の組み合わせでできているので、まずはできる限り基本的なアコギの練習から行っていきましょう。

ピックでコードを弾いたり、アルペジオで指弾きの練習をしたり、歌いながらギターを弾く練習をするというのをまずは行っていきましょう。
そういう基礎的な部分ができるようになってから徐々にソロギターの練習をしていくと挫折せずにソロギターに挑戦できます。

ぜひまずは普通のアコギの練習をやってみてください!